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2019.11.10

いいものを作りたい、と渇望している若手の職人がたくさんいる/外でもほんわり靴下

ライターとして、ページ制作に携わらせていただきました。

ほんわり包んで、しっとり、ぽかぽか。寒い冬には、保温も保湿もできる二重編み靴下を

外でもほんわり靴下

「いま、コスト等の制約に阻まれることが多い日本のものづくりの現場では、いいものを作りたい、職人冥利に尽きる仕事がしたい、と渇望している若手の職人さんがたくさんいる」という話がとても印象的だった。消費者が価格競争にさらされた安いものばかり求めると、ものづくりの技術はすたれていくのだと再認識した。

その構造は、ライターの世界も同じだと思う。安いものに飛びつくことは、まわりまわって自分の首を絞めることにつながるのかもしれない。ふと、他社が類似品を出した時点でその商品の生産を取りやめ、新しい市場の開拓に向かったという経営者の話を思い出した。

けっこう衝撃的だったのが、日本人の工員の平均月給が約20万円だった2000年代半ば頃、中国の工員のそれは約7,000円だったという話。「人件費が安い海外に生産拠点を移した」といった類の話はこれまで何度となく聞いてきたけれど、具体的な数字を示されると感じ方はまったく異なってくる。

その後、製造事業から撤退し、「自分たちが本当に心地いいと思うものを作ろう」を合言葉に、品質にこだわったものづくりを行ってきたという会社の姿勢がすばらしいと思った。