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2019.12.20

職業は人生を充実させる手段でしかない。芸人・綾部祐二の生き方から考える人生の幸せ

べつに日本一おもしろいヤツとか、日本一の漫才師とかいらないんです。

そういうんじゃないんです。強い光をずっと浴びていたいんです、ぼくは

2016年4月1日に日本テレビで放送された『another sky(アナザースカイ)』でそう語っていたのは、お笑い芸人であり俳優でもある綾部祐二だ。批判や中傷なんて気にしない、おれはおれの道を進むんだ、という気迫がこもっているからだろうか、彼の言葉やまなざしは力強さに満ちあふれていた。

お笑い好きですし、芸人っていう職業に誇りは持っていますけど、極論で言ったら「バンドで凄い売れますよ」って言ったら、バンドでもいいんです、僕は」

「キャーキャー言われる道として自分の選択肢は何だろうな、スポーツ選手・バンドマン・俳優、いろいろ考えた時に、芸人が1番なれるだろうなと思って選択したので

番組の終盤、綾部はハリウッドデビューという夢を語る。「世界中で「キャー」って言われるのが1番強いのは、レッドカーペットだなと思うから」だという。

かつて町工場で椅子を造っていた男が16年の時を経て、NYのマンハッタンを背に『another sky』に出演しているのだ。己が辿ってきた軌跡に裏打ちされた自信が、綾部の言葉に力強さをさずけているのだろう。

綾部が教えてくれたのは、胸の底から形や温度を変えることなく現れた言葉は、内容のいかんにかかわらず聴く者の胸を揺さぶるということだ。

決して「褒められた」動機や生き方ではないが、「生きる意味」をはっきりと自覚し、わが道を行く。そんな綾部の“純粋”な生き方に、幸せな人生とは何かを考えさせられた。

(写真はいずれもJIJIPRESS/時事通信芸能動画ニュースより)

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