主に防水工事や塗装工事を手がける棚田建材さんの「人」にフォーカスした、社員インタビュー(23名分)を担当させていただきました。社員さん一人ひとりの等身大の姿が伝わるように、記事を構成しています。
※ 画像は記事の目次です。
いち取材者の目から見た棚田建材は「自分を偽らずにいられる会社」です。ざっくばらんに話してくれた皆さんの“飾らない”あり方もそうですが、一般的には隠そうとする話でも、できる限りオープンにしようとされた会社の姿勢がうれしかった。そのぶん、ごまかしながら生きている人にはしんどい環境かもしれませんが。
《以下、エピソードを抜粋》
⚫一次面接も本音で話ができるフランクな場にしようと心がけている。「面接でこんな話していいの?」とためらってしまうようなことも隠さず話してもらって大丈夫。その場だけ取り繕っても入社してから苦労するだけなので、面接の時点でお互いに相性を見極められればと思っている。/8年目 30歳
⚫2、3年目に会社が掲げた個人の売上目標、利益目標を達成して自信を得たが、俺さえよければいいという感覚だったので組織の中では孤立していたと思う。4年目(25歳)でいきなり6人の部下を持ったことがターニングポイント。どうすれば人がついてくるんだろう、などと他人のことを考えるようになった。/5年目 26歳
⚫離職したい意向をメールで直属の上司に伝えたところ、何度も電話をかけてきてくれたが、出る気にもなれず、メールだけで済ませようとしていた。その後、上司から送られてきた「このまま何も話せなくて終わるのだけは嫌だ」というメッセージが僕をこの会社に引き留めた。/5年目 26歳
⚫最初は「仕事=義務」としか感じられなかった自分が変わったのは、お金のやりくりも担い始めた3年目の頃。工事が完了してその場所がきれいになり、利益が出ることにやりがいや達成感を感じ始めた。そこまで階段を昇ってきてはじめて、この仕事のおもしろさに気づけた。/4年目 26歳
⚫まだ入社してから半年ほどしか経っていないが、大学を中退してまで就職した自分の選択に悔いはない。むしろ大学時代に時間を無駄にしたことへの後悔があるぶん、充実した日々を送っている。打ち込めるものと出会えた高揚感が、仕事への一途な想いを後押ししてくれているような気も。/1年目 21歳
⚫父親から「家業を継がないか」と言われて心が揺れていることを先輩に相談したら、「一生続けていく仕事は自分で決めるべき。説得できなければ俺もフォローする」と背中を押してくれた。本気でぶつからないといけない、と自分に活を入れられたおかげで、その局面を乗り切れたと思う。/1年目 21歳
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