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この話を聞いたとき、軽い衝撃を覚えた。否、それは、自分が立っている土俵が音を立てて崩れ落ちていく快感だったのかもしれない。脳内の隠し扉が開いたような感覚とも言える。4年ほど経った今でも、変わらないその感覚は「自分の経験や価値観で物事を判断するべからず」という戒めとなり、僕の胸に残っている。

「心の豊かさ」ほど、定義があいまいな言葉はない。行き過ぎた現代文明に対立する田舎での自給自足的生活や「足るを知る」精神を礼賛、肯定するニュアンスでよく使われる言葉だが、少なくとも僕は、そういった部分で「心の豊かさ」を感じられない人間である。

これを読んで思い出したのが、風俗店経営者の「隙をコントロールできて演出できたら風俗でナンバーワンを張れるんだよ」という言葉。人気和菓子店の経営者も「あまり(商品の)箱をピチッと整理整頓しすぎていると隙がなくて、お客様がな […]